【このブログの歩き方】勉強しているのになぜ?英語が話せなくて悔しい思いをしている人に必要なこと
2024年7月更新
はじめまして。マリゴールドといいます!
「マリゴルえいご」ブログへ、ようこそおいでくださいました。
わたしは、2005年、35歳の時にした7カ月半のカナダでの語学留学をきっかけに、時に濃く、時に薄く、20年近く英語を学び続けています。
このブログは、英語を話せるようになりたい!と思っている、あなたのお役に立てます。
このブログでは「英語を話せるようになる」を「言葉に詰まることなく、ネイティブスピーカーと30分会話が続くようになること」と定義しています
Contents
どうして英語を話せるようにならないの?
- 英語が好きで、英語に興味があって、TOEICの試験勉強もしていて、何なら点数も伸びている・・・のに、どうしても「英語を話す」ことへの高いハードルを感じてしまう。
- 自分より文法も発音もよくないのに、自信たっぷりに堂々と英語を話している人を見ると、ついモヤモヤしてしまう。
- 自分も堂々と英語を話したい!だけど、全然自信はないし、話してもわかってもらえなかったら恥ずかしいし、きっと心が折れてしまう。
そんなことはありませんか?
ぶっちゃけ、上記のお悩みへの答えは
「いいから話せ、話はそれからだ」
なのですが、そうは言っても、簡単ではありませんよね。
日本で暮らしていると、英語を話す必要はありません。
外資系の企業に勤めている、オフィスに外国人がいる、家族や友人が外国人、などの事情があれば別ですが、普段必要に迫られることはありませんよね。
近年増えてきた海外からの観光客にたまに話しかけられてドギマギ。その直後は「スピーキングがんばろう!」と思うものの、数日経つとすぐに忘れてしまう。
でも、やっぱり英語話せるようになりたい!TOEICの点数も上がってるのに何で話せないんだろう・・・と落ち込んでしまう。
勉強方法が間違っているのかな?
英語の勉強にいちばん大切なのは、環境です!
英語環境作れていますか?
あなたの日常に、英語を話すルーティンはありますか?
英語学習は環境が命
わたしは、2005年10月から2006年5月までの7カ月半、カナダの東部ノヴァスコシア州のハリファックスという港町に語学留学をしました。35歳でした。
それまでは、学校で何となく英語の授業を受けてきて、成績は良くも悪くもなく。海外旅行の度に、「次の旅行までに英語を身につけてオロオロしないで済むようになりたい」と突然英語熱にうかされ、そしてすぐ飽きる、を繰り返していました。本を何冊買ったことか。そして無駄にしたことか。
2005年、留学直前に初めて受けたTOEICは455点。「留学でTOEIC800点超えました!」なんて聞くと「ぜったい嘘だ」と思っていました。もちろん現地の人が話す英語なんて聞き取れず、カナダでも周りを混乱させていました。
しかし、カナダで英語習得に打ち込んだ結果、TOEIC対策の勉強なしで、帰国直後に受けたTOEICは795点まで上がりました。さらに、留学の仕上げとしてカナダで受けたIELTSでは、「地元のカレッジに願書が出せるレベル」であるバンドスコア6.0を獲得することができました。
要因はいくつかあるのですが。やはりいちばん大きかったのは「とことんまで英語環境に浸った」ことだったと思います。
そう。英語学習は「環境が命」なのです。
帰国してからの課題は、身に着けた英語をどうやってキープするか、でした。そのことについては、カナダ滞在中に語学学校で一緒だった日本人の友達と何度も話しました。
帰国して日本語の嵐にさらされれば、苦労して手に入れた英語が消えてしまうのでは。とても不安でした。そもそも日本語は母語ですし、日本にいれば日本語でなんでもできるので英語をキープする必要がなくなるのですよね。
自宅だけでも英語の環境を作ろうと、帰国前にカナダの国営放送CBCのニュース番組をVHSテープ何本にも録画して持ち帰りました。当時はYouTubeやネットフリックスもないし、ケーブルテレビを契約するほどの余裕もないし、いつしか日本語のテレビ番組を見ることが多くなり、帰国後ひと月ほどで英語環境を作る情熱も薄れてしまっていました。それほど母国語のパワーは強大なのです。
その後、2007年11月に再びカナダに行き、ビジネススクールに6カ月間通いました。2008年に帰国してから英語を使う派遣の仕事に就いたものの、特に英語を磨く努力をしませんでした。2010年に結婚した相手も日本人ですし、日本で英語を使う必要性がなくなってしまったのです。そんなわたしを再び英語の世界に引き戻したのは友人からの誘いでした。
2020年の1月、友人のひとりが英語の勉強を始めました。彼は何事にも熱心に取り組む人で、仲間うちの英語学習グループを立ち上げ、その勉強会にわたしを誘ってくれたのです。ちょうど2019~2020年の年末年始のイタリア旅行から戻ったわたしは、自分の英語力の錆びつき方にちょっとしたショックを受けていました。
ベストなタイミングでのお誘いに大喜びで参加したところ、かつてカナダ留学の前後に燃やしていた英語への情熱がよみがえったのです。
基本の文法の見直しをし、英語のニュース番組を見る、聴く、YouTubeで英語の動画を見る、本やネットで英文を読むなどを繰り返すうちに、ふと気づいたのです。
💡あれ、今って以前より英語の環境作るの、楽じゃない?
英語環境を日本国内で作るハードルは下がった
AmazonプライムやNetflixのおかげで、いちいちレンタルショップに行かなくても手軽に海外ドラマや映画を見ることができます。
スマートフォンのおかげで、自宅でなくても英語に触れる機会をいくらでも作れます。海外のウェブサイトを読む、海外ラジオやPodcastを聞く。
オンライン英会話も進化しているし、英語学習のアプリも山ほどあります。スマホひとつで世界中がつながっている今、わたしが留学した2005~2008年にくらべると断然英語が学びやすい環境が整備されているのです。※iPhoneが発売されたのは2007年です
英語を話さざるを得ない環境を作る
スマホやネットを使って、身の回りを英語づくしにする環境づくりは一通りできました。
しかしそれでは「英語環境づくり」、まだ片手落ちです。次は、いかにして英語を話す環境を作っていくか。
言ってしまえば、身の回りを英語漬けにするのは受け身の勉強法で、心理的ハードルは低いまま続けられます。
これをどうやってアウトプットしていこうか・・・。
いろいろ考えましたが、最終的にマンツーマンのオンライン英会話のレッスンを受け始めました。その時取れる方法の中では、これがいちばん手近で簡単だったのです(コロナ禍でしたし)。
1回30分、週3回のレッスンを2020年8月から始めました。
最初は何を話そうか?30分なんて長過ぎる、どうしよう・・・。と思っていましたが、今では30分があっという間と感じるほど楽しい時間です。
始めるまでの最初の一歩がなかなか出ずに、数カ月始めるかどうしようか悩んだことが嘘のようです。
レッスンがあると思えば、ネタ作り、質問リスト作成など準備が必要です。
英語環境づくり(インプット)
↓
オンライン英会話(アウトプット&インプット)
この流れを作ることにより、より留学時に近い環境を作ることができました。無理矢理にでも話さないといけない状況。緊張はしますが、確実にステップアップしているという実感を得られます。
始めたばかりの頃は、ひとつの質問に30分近くかかっていましたが、今では5分くらいで終わってしまい、ネタが尽きることも・・・。
🔹この流れができると強い!
英語を特別だと思うな!
このように、英語に浸かる環境を整え、英語を話すルーティンを作ることによって、わたしは英語を取り戻しました。
そして、同じように英語習得に取り組んでいる人と交流する中で、なかなかうまくいかずに立ち止まってしまったり悩んだりする人を見ているうちに、英語環境さえ作れればいいわけではない、ということに気づきました。
うまくいかない理由はいくつもありますが、主に次のようなことです。
英語の勉強が自分ごとになっていない
無意識に英語と距離をとっている
がんばっているのに結果が出ず、周りのすごい人と比べて焦り、ストレスを溜めて勉強自体をやめてしまう。
いつか本気を出せばできるはずと思いながら何もせず、誰かが何とかしてくれると思っている。
英語の勉強は自分にとって「特別なこと」と思い、日常生活と切り離してしまう。
もちろんわたし自身にもすべて覚えがあります。
特に3つ目の「無意識に英語と距離をとっている」が強大で、これは英語を習得したい人にとって、最もやってはいけないことだと思っています。
言語は日常です。日本語と同じように英語を使いたいと思うならば、英語だって日常である必要があるのです。
それなのに、「英語を学んでいるのはここからここまで」「あとは普通の生活」と切り分けてしまっている人が多いのです。これでは、使える英語は身につきません。
たとえばダイエットに成功する人。ちょっと体重減らしたくて食べる量を減らす、という短期的な目線ではなく、大きな生活改善をして結果ダイエットにも成功することってあると思います。ダイエットに本気であればあるほど、日常の動作や姿勢、口にするものや睡眠の質など、24時間こだわっているはずです。生活全部の意識をダイエットにシフトする。そして、いつのまにかその生活が当たり前になっている。
これって、英語にも当てはまるのです。
わたしがカナダへ留学していたとき、なぜあそこまで英語習得に打ち込めたのかと言えば、留学時代の生活のすべてが英語習得に向いていたからです。日本語の環境がないから、英語を自分の生活から切り分けたりしなかったのです。これが大きかった。やはり環境の力は絶大です。
留学すれば英語ができて当たり前ではない
でもそれって、留学したからでしょう?
24時間英語環境なんだから、当然のことでしょう?
そう思いましたか?
確かに、英語を使わなければいけない状況に追い込まれることは、日本にいるときよりは、多いです。でも、留学中だからといって、自動的に24時間英語環境にいられるわけではありません。
留学して初めて気づいたのですが、留学中でも英語を話さずに暮らせるハックはいくらでもあります。その中でも、確かな英語力を手にして帰国する人たちには共通点がありました。それは「とにかく自分から英語環境を得ようと工夫している」ことです。
35歳で留学を決めたわたしも、「何も持たずに帰国するわけには行かない」と、短い滞在期間を英語漬けにするためにがんばりました。
日本人のクラスメイトとも英語だけでコミュニケーションを取る
できるだけホストファミリーと時間を共有する
予習復習をして先生に質問しまくる
地元のイベントに顔を出してみる(たとえ何もわからなくても)
同じ志を持って切磋琢磨した留学仲間とは、20年近く経った今でも交流が続いており、中には海外で仕事をしている人もいます。
このブログで伝えたいこと
このブログで伝えたいことは、
英語環境を整えて / 日常的に英語に触れ / 英語を日常にする方法です。
そして、
・留学中の英語環境とはどんなものなのか
・留学中にどうやって英語を学んだのか
・留学中の英語環境をどうやって日本で作るのか を
・丁寧に具体的にわかりやすく
お伝えします!
特に、英語が好きで勉強を続けているのに、話すことにハードルを感じてしまい、「あとは話すだけなのに・・・」と、ムズムズしている人に読んで欲しいと思います。
1️⃣ 国内で英語環境を作る
2️⃣ 話さなければいけない状況を作る
簡単なことではありませんが、だからこそ価値があるし、思っているほどに難しいことでもありません。
「まるで留学しているかのような」英語環境を日本で再現する環境は、テクノロジーの進化によって十分整っています。
スマホのおかげで海外のニュースサイトを移動中に読んだり、音声を聴いたりもできる。オンライン英会話を使えばネイティブスピーカーと自由に話ができる。聞き取れなければ、自動で字幕を生成してくれる機能もある。
留学していたって英語環境を作るために努力する必要があります。日本国内でならなおさら、です。でも、だからやるのです。
自ら英語を話さないといけない状況を作って、ある意味自分を追い込んでいく。
正直そこまでやらないと、英語を話せるようになりたいと一生思い続けるだけで、人生はあっという間に終わってしまいます。残念ですが話せるようにはなりません。
厳しい話をすると、話せるようにならない・・・と言っている人のほとんどが、圧倒的な練習不足です。恥ずかしがっている場合じゃない!
恥をかきまくって英語を習得してきたわたしからすると、落ち込んでないで、どんどん話して、恥かいて!!と思います。
練習なんだから、失敗しながらでいいんです。
恥をかけばその分上達するのです。
そろそろ本気で「英語が話せなくて悔しい!!」から脱却しましょう✨
ことばに詰まることなくネイティブスピーカーと30分の会話ができる自分を目指しましょう✨
わたしは英語の先生ではありません。
留学を経験して英語の楽しさを知り、今も楽しんでいる一個人です。
わたしの英語は完璧ではないし、それゆえに今でも勉強を続けています(2023年から英検チャレンジをしていて、準2級、2級、準1級と進んでいるところ。次は1級に挑戦)。
オンライン英会話のレッスンでは、今でも失敗ばかりです。
それでも、英語を話せるようにならなかったらできなかった経験をたくさんして、英語を学んでよかったと心から思います。
学ぶ理由はひとによって違うけれど、英語を通して得られる体験はどれも素晴らしいものになると信じています。
このブログが、そんなあなたのお役に立てることを願って、がんばって書いていきます。
マリゴールド