英語を話すために

【リスニング問題】英語が聞き取れない原因6選 聞き取れるようになる?→なります

2024年7月21日

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  • 英語が全然聞き取れない
  • 聞き取れないから会話にならない
  • ある程度わかるのに、ネイティブスピーカーになると途端にわからない
  • どうして聞き取れないの?自分だけ?聞き取れるようになる日は来るの?

せっかく英語の勉強を始めたのに、最初にリスニングの壁にぶつかって、英語学習へのモチベーションを失う人は多いです。

わたしもそうでした。ほとんど思いつきでカナダへ留学し、最初に遭遇したのがリスニング問題でした。しかも、もうカナダに行ってしまっているので逃げるわけにはいきません。

約束を聞き違える、クラスメートに詰められる、数々の顰蹙を買い、ストレスにより一時期は食事が取れなくなってしまうほどでした。日本でもっと練習をしてくればよかった。どうしてこんなに聞き取れないんだろう?と、自分を責めてつらかったです。

詰められたのは本気で怖かったです

そこでこの記事では、『英語が聞き取れない原因』を6つ解説します。

原因がわかれば、対策法もわかります。原因に合った対策を取ることで、リスニングがグンと楽になります。

「このまま聞き取れるようになれないかも・・・」と心配している方、どうせ聞き取れるようになるので、その心配は要りません。今後のリスニング対策のためにもまずは原因を突き止めましょう。

最後におすすめの勉強法も紹介しているので、ぜひ最後まで読んでくださいね。

おすすめの勉強法をすぐ知りたい方はこちら

英語が聞き取れないのはこれが原因だった

この記事では、英語が聞き取れる=意味が理解できる、という前提で進めていきます。

英語が聞き取れないのには、必ず原因があります。自分の原因が何かを特定してみましょう。

原因1:日本語と英語の音域の違い

ひとつ目は、言語の持つ音域の違いです。

日本語の持つ周波数と英語の持つ周波数が異なっているため、日本人には英語の領域の音が聞き取れないという話を聞いたことがありますか?

日本語は母音が強く(ローマ字で書くとひとつの音に必ず母音がありますよね)、英語は子音が強い。この違いが周波数の違いを生むため、日本語に慣れてきた日本人は、英語の周波数にある音を聞き取るのが困難であるという説です。

確かに、日本語はリズムが単調で、あまり声の高さが上下せず、英語はリズムが多彩で、声の高さも多岐に渡る印象があります。この母国語と異なる領域が聞き取れるようになるためには、ある一定の年齢になるまでにその言語に触れている必要があり、そのあとは難しくなる一方だとか。

子どもの頃からやっていれば強いですね

日本語の音域と英語の音域が違うなら、耳のせいなんだから聞き取れなくても仕方ないよね・・・と思ってしまいそうですが、

わたしはこれは「単なる慣れ」ではないかと思っています。

ただ英語に慣れていないから、聞き取れないだけ だと思うのです。

大人になってから英語の勉強を始めて、リスニングに問題なく英語を使う人はたくさんいます。その方たちは、上記の領域の問題をどうクリアしたのでしょうか?

これが聞き取れない原因だとしたら、大人になってから英語の勉強をしても、一生聞き取れるようにはなれないってことですよね。

もちろん、日本語の音域に近い言語を学べば、英語よりも学びやすいと感じることはあると思います。

最初のハードルの高さは否めませんが、物理的に日本人の耳が原因で英語が聞き取れないと結論づけるのは少々乱暴ではないかと思います。

周波数云々は気にしなくてよし!

原因2:単語を知らない

2つ目は、単語です。

単純に単語を知らなくて、聞き取れないという状況です。

でもこれって、日本語でもあることですよね。

たとえば、「江戸から秋田に向かっていた秋田藩の船が仙台藩に拿捕(だほ)され・・・(出所:2023年6月9日朝日新聞デジタル)」と聞いて、「ん?」と思う方は多いかと思います。

拿捕(だほ)って何?どういうこと?

となりませんか?
※拿捕とは、軍艦などが他国の船舶などをその支配下におくことです。

日本語であっても、知らない単語がでてくると「ん?」となるわけです。これは英語でも同じです。

言葉自体を知らなければ、聞き取れませんよね。

ちなみに、知らない単語が出てきた時に「今の〇〇って言葉がわからなかった」とすぐ英語で言えるようになるのは、中級以上になってからです。初級だと、知らない単語が出た時点で思考が止まり、そのあとは迷宮に入ります(カナダ到着時のわたし)。

単語を覚えましょう!単語の覚え方については追い追い書きます!

原因3:文法を知らない

3つ目は、文法です。

ひとつひとつの単語は全部知ってるけれど、まとまると、どうにも意味がわからない。。。そんなことはありませんか?

それは、その言葉がどう使われているかを知らないために起こります。

わたしがカナダにいた時、ステイ先のお隣さんのご友人がお母様を亡くしました。わたしは、そのお隣さんに「Is he all right?(彼は大丈夫?)」と訊きました。すると、

「He is getting by.」 と返ってきました。

でも・・・意味がわからなかったのです。

get も by も知っています。でも、get by になるとさっぱりわからない・・・。

あとで辞書で調べてみると、 get by で 「なんとかやっている 」という意味でした。

 

これは、Phrasal verbs (フレーザルバーブ)といって、40代以降の人は学校で「熟語」という習い方をしたと思います(現在は句動詞という言い方をされています)。

Phrasal verbsは、1冊の辞書になるほどたくさんの種類(組み合わせ)があり、会話の中で日常的に使われています。

 get up 起きる

 look for 探す

これくらいならなんとなくわかっても、わからないことのほうが多いです!ひとつずつ覚えていくしかないんですよね。

単語を知っていても使い方がわからないと、結局どんな意味なのかを理解することはできません。

ひとつずつ覚えましょう

原因4:その話題を知らない

4つ目は、そもそもその話題について知らないからわからない、です。

厳密にいうとこれはリスニング力の問題ではありません。

でも英語を勉強していると「話されているすべてを理解しないといけない」と思い込むことが多いのでここに入れました。

そういう時はただ聞いているだけで意味は追いません

わたしは鬼滅の刃についてよく知りません。なので、話題が鬼滅の刃であるとき、会話の内容はほとんどわかりません。日本語の会話であっても、です。

このように、母国語であっても会話の内容がわからないことはあります。しかし、リスニング勉強中だと「英語で話されること、全てを理解しているべき」と思い、わからない自分のことを「ダメだ」と思い込んでいたことがありました。

そんなこと全然無いんですけどね。

母国語であっても、話題によってはわからなくて当たり前。自分にプレッシャーをかけないのが大事

原因5:発音を知らない

5つ目は、発音を知らない、ということです。

その言葉が、どう発音されているのかを知らないため、聞き取れないことがあります。

よく言われるのが、a lot of です。

日本人としては、ア ロット オブ と発音されると思いますよね。しかしこれは ア ロッタ と発音されることが多いため、それを知らないと聞き取れません。

しかも、ロはラ、タはダ と聞こえたりもします。ッ もすごく小さいです。

同じく、日常会話では going to も、ゴーイングトゥー ではなく、ガナ と発音されるため、これも知らないと見失います(ちなみに、フォーマルな場面やビジネスシーンではカジュアルすぎるためあまり使われません)。

上記の2つはカナダの語学学校で習いました。これを習ってからは、一段と聞き取りが楽になったことを覚えています(同時に自分も言えるように、何度も繰り返し練習しました)。

その言葉がどう発音されているかを知ろう

原因6:ネイティブスピーカーは容赦ない

最後は、現場で揉まれないと解決できない部分が大きいのですが、多くの日本人が誤解していることでもあるため触れておきます。

よく英語について「相手の言ってることはわかるんだけど、喋れないんだよね」と言う人がいます。

わたしもそう思っていました。でも、カナダに着いてすぐそれが大きな間違いであることに気づきます

「相手の言ってること、全然分かりませんけど!!!」

これは、ネイティブスピーカーは自分の知らない単語もたくさん使って、句動詞や文法も駆使して、極めて速く話すから、です。

喋る時は自分の知っている単語でなんとかできますが、相手が使う言葉はコントロールできませんよね。

あー、えー、わかりません!

そして、英会話教室や試験では聞き取れるのに・・・と思っていたのは、相手による「おもてなし英語」だったからと気づきました。

試験では、試験の種類にもよりますが、基本的にクリアに発音されています。英会話教室だって「自分はできる」と生徒さんに思ってもらわないと続けてもらえません。そのため、ネイティブスピーカーであっても、聞き取りやすいようにある程度スピードも落として話してくれます。

だから、「自分は聞き取れる」と思ってネイティブスピーカーにまみれると、「いや〜完敗」となって凹むことが多いのです。

これはもう、場数を踏むしかありません。

実践あるのみです!

英語が聞き取れない原因のまとめとおすすめの対策

以上、英語が聞き取れない原因を6つ挙げてきました。

  1. 日本と英語の音域の違い
  2. 単語を知らない
  3. 文法を知らない
  4. その話題を知らない
  5. 発音を知らない
  6. ネイティブスピーカーは容赦ない

自分の聞き取れない原因はこれだな、と特定できた方、どれだかパッとはわからなかった方、いらっしゃるのではないしょうか。

たいていは、聞き取れないのはどれかひとつだけが原因ということはなく、複数が原因ということが多いと思います。

それぞれの原因とレベルによって対策は異なりますが、原因を特定してそこに対して適切な対策をとることで、リスニングの上達は早くなります。

聞き取れないのは当たり前のことですし、それだけでモチベーションをなくして英語が嫌いになってしまったらもったいないので、ぜひあきらめずに取り組んでいただけたらな、と思います。

ちなみにわたしがカナダに到着してすぐに陥った深刻な「聞き取れない問題」の原因は、6つ全てが複合的に絡み合ったものでした。

 耳が英語に慣れてないし

 単語も知らないし

 文法もテキトーだったし

 知らない話題について行こうと無駄なエネルギーを使っていたし

 言葉がどう発音されているかも知らなかったし

 ネイティブスピーカーの容赦ないスピードにまみれて凹んでいました。

ステイ先は、ホストマザーとわたし(とネコ2匹、犬1匹)の環境で、毎日マザーと2人きりの食事。聞き取れなくて何度も聞き返すのもつらいし、沈黙もつらい。

どうにか目の前の問題をやっつけないと、と始めたのがディクテーション(書き取り)でした。

ホストマザーが帰宅するまでの時間、ひたすら書き取り練習をし、さらにそれを音読することにより、その日の食卓の会話が少し前日よりマシになる。それがわかるからまた次の日も書き取りと音読。

よくわからないけど必死にやるしかないのだ

これを繰り返すうちに、現在完了形の I've の ve の部分まで聞き取れるようになったのです。

留学のガイドブックなどには「だいたい聞き取れるようになるまで3カ月かかります」と書いてありますが、本当に聞き取れるようになるまで3カ月かかりました。最初に試したディクテーションが複合的な原因にうまく効いたのだと思います。

(ディクテーションについては、追い追い詳しく書いていきます)

英語なんて、聞き流すだけで簡単に聞き取れるようなりますよ♪

とはいきませんが、正しい方向で努力すれば必ず聞き取れるようになります。

聞き取れるようになったら楽しいですよ!

興味のあることが、英語で学べるようになります。たとえば、海外発信者のメイク動画を見たり、料理やインテリア番組も見られるようになります。わたしは、興味のあるミニマリズムのことや、ライフスタイルの動画を見るのが日常になっていますし、「フランス人は10着しか服を持たない」の作者であるジェニファー・L・スコットさんのYouTubeチャンネルも楽しんでいます。

そういうわたしのリスニング力も完璧ではありませんし、今でも迷宮入りすることも度々あります。それでも世界が広がりました。

ぜひ楽しんで進めてもらえたらと思います。

方法や人によってかかる時間は異なりますが、どうせ聞き取れるようになりますから、「このまま聞き取れなかったらどうしよう」と悩む必要はありません。

以上、英語が聞き取れない原因6選のご紹介でした!

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